AutoHotkey よく使うアプリ 起動 最前面にするスクリプト

Windows環境構築

日々の作業で手放せない超便利ツール「AutoHotkey」のスクリプトをご紹介します。
よく使うアプリをキーボードショートカット一つで瞬時に起動したり、アクティブにしたりする方法は、一度使うともう戻れません!

使い道

例えば、こんな経験ありませんか?

  • 「あっ、ちょっとChromeで調べ物したいけど、どこにウィンドウがあったっけ…」
  • 「エクスプローラーで特定のフォルダを開きたいけど、いくつもウィンドウが開いてて探すのが面倒…」
  • 「VS Codeをすぐに立ち上げてコーディングしたいのに、アイコンを探すのに手間取っちゃう…」

こんなプチストレスを、AutoHotkeyなら一瞬で解消できます!

今回ご紹介するのは、特定のアプリ名、ウィンドウクラス名、実行ファイルパスを指定することで、そのアプリが起動していればアクティブにし、そうでなければ起動してくれる関数です。

利用するスクリプト

;---------------------------------------------------------------
; 共通関数:アプリ名・ウィンドウクラス名・実行ファイルパスから
;                 ウィンドウをアクティブ or 起動
;---------------------------------------------------------------

ActivateApp(appName, className, exeName, path) {
    ; アクティブなウィンドウがあるか確認
    if WinExist("ahk_class " className " ahk_exe " exeName) {
        WinActivate
        return true
    }

    ; 無ければ実行ファイルを起動(ただし path が空ではない場合のみ)
    if (path != "") {
        Run, %path%
        return true
    }

    return false
}

使いかた

この関数 ActivateApp に、起動したいアプリの情報を渡すだけで、あら不思議!

さらに、この関数をショートカットキーに割り当てることで、キーボード操作だけでアプリの起動とアクティブ化が可能になります。以下に実際に設定している例をご紹介しますね。(もちろん、皆さんの環境に合わせて自由にカスタマイズできます!)

;---------------------------------------------------------------
; ショートカットキー設定(直接パラメータを指定)
;---------------------------------------------------------------

; Ctrl + Alt + C:Google Chrome をアクティブ or 起動
^!c::
    ActivateApp("Google Chrome", "Chrome_WidgetWin_1", "chrome.exe", "お使いのChrome.exeのパス")
return

; Ctrl + Q:Windows エクスプローラー をアクティブ or 起動
^q::
    ActivateApp("エクスプローラー", "CabinetWClass", "explorer.exe", "explorer.exe")
return

; Ctrl + Alt + V:VS Code をアクティブ or 起動
^!v::
    ActivateApp("VS Code", "Chrome_WidgetWin_1", "code.exe", "お使いのCode.exeのパス")
return

; Win + N:メモ帳 をアクティブ or 起動
#!n::
    ActivateApp("メモ帳", "Notepad", "notepad.exe", "notepad.exe")
return

設定のポイント:

  • ^ は Ctrl キー、! は Alt キー、# は Windows キーを意味します。
  • :: の左側がショートカットキー、右側が実行する処理です。
  • ActivateApp 関数の引数には、アプリ名、ウィンドウクラス名、実行ファイル名、実行ファイルのフルパスを指定します。
    • アプリ名は、ウィンドウのタイトルバーなどに表示される名前です。
    • ウィンドウクラス名は、AutoHotkeyの Window Spy ツールなどで調べることができます。
    • 実行ファイル名は、通常 .exe で終わるファイル名です。
    • 実行ファイルのフルパスは、アプリがインストールされている場所です。

注意点:

上記の例では、ChromeとVS Codeの実行ファイルパスは例として記載していますので、ご自身の環境に合わせて正しいパスを設定してください。

まとめ

AutoHotkeyを使うと、このようにちょっとした工夫で日々の作業効率が劇的に向上します。今回ご紹介したアプリ起動のショートカット設定は、ほんの一例です。AutoHotkeyには、他にも様々な便利な機能がありますので、ぜひ色々試して、自分だけの快適な作業環境を構築してみてください!

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